キットについて
今回製作したキットは2021年に新発売されたヤマシタホビーの松型駆逐艦です!

キットはエッチング付きの限定版を買いました。さすがのヤマシタホビー製ということでキットのみでもすごくいい仕上がりになるキットだと思いました。パーツ数も少なくて作りやすかったです(笑)。
使用した主なアフターパーツは以下の通り↓
- キットについてた純正エッチング(ヤマシタホビー)
- 別売りの松型用、手すりエッチングパーツ(ヤマシタホビー)
- 日本海軍・駆逐艦用アクセサリーセット1 AM7(ファインモールド)
- ナノドレッド単装、3連装機銃(ファインモールド)
- 日本海軍レーダー エッチング(ライオンロア)
- 0.3mm、0.2mmの真鍮線+0.4㎜の真鍮パイプ
- その他家にあった余りパーツなど諸々・・・

基本的にエッチングパーツは製作、取り付けもそうですがそもそも入手難易度が高かったり・・・。でも純正のエッチングパーツは今のところ流通は多い様子なので手に入れやすいかもです。特に手すりは費用対効果が高いので手はじめに買ってみるのもアリかも。(真鍮製ではないので加工が若干頑固?な点には注意してくださいね)
船体の製作

見よ、このデティールを!。(しかし同時に甲板の色分けが面倒だ・・・)
まあ松型自体ちっちゃい船なので塗分けのためのマスキング面積も少なくて済むからヨシッ!(現場猫感)

フェアリーダー、お前、生きていたのか・・・!
結構な頻度で省略されがちな駆逐艦の艦首フェアリーダー。戦艦の菊花紋章と同じ、艦艇の顔です。これがしっかり造形されているのは嬉しい所。しかもなんちゃってフェアリーダーではなくがっつりと造形されている!
上の部分がつながっていたのでデザインナイフで切り離し。

このパートの一つめの写真、船体横に横線が入ってると思います。これは船体が鋼板を貼り合わせて作られた際の溶接後を表現しています。しかしそれなら横線だけではなく縦線も欲しいところ。
というわけで伸ばしランナーを細かく切って溶接後を作るぞー!

こんな感じで。これの接着は流し込みタイプのプラ接着剤を使いました。
煙突まわり

煙突はフード部分がプラパーツだったのですが、煙突の空洞を表現したかったのでデティールアップ。ピンバイスで穴をあけて・・その後余っていた別の駆逐艦の煙突フードのエッチングをつけています。

通風筒はパーティングラインをやすりで消して、口の部分を別の(フライホークかどっかの)手すりエッチングパーツで表現しています。
艦橋とマストの製作

駆逐艦の見どころは船で最も高くそびえるマスト!これは目につくところなので基本真鍮線に置き換えてスケール感を出すようにしています。
駆逐艦なら基本的に0.3mmの真鍮線で軸を、支柱などは伸ばしランナーや0.2mmの真鍮線で作るといい感じに。
純正のエッチングでマストを作れたのですが、なんかいまいちだったので張り出してる部分だけ切り取って使ってます。
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艦橋は特に手を加えず。次のパートで説明する22号電探が特筆すべきところですかね。若干手すりをつけたり伸ばしランナーで双眼鏡を作ったり。ファインモールドの駆逐デティールアップパーツにあった無線電話空中線を付けています。

後部マスト。13号電探を取り付けるのが若干苦労したところ。電探はライオンロアのもの。
さきほどの煙突フードはこんな感じです。(画像用意してませんでしたぁー!)
22号電探の製作

松型で個人的に放ってはおけないところが22号電探部分。キットでは左のパーツで表現されています。これでも十分いい感じなのですが、心の中の悪魔がささやいたため自作を決意。22号電探を作ります(不退転の意思)。
0.3mmの真鍮線、1/350の25mm機銃(タミヤ)、0.3mmエナメル線で。

エナメル線で"⊂"部分を作ります。折り返した部分をラジオペンチでギュッとはさんで、使うところだけ切り取ります。

次にラッパ部分。砲身の先端を二つ用意。

上記の材料と、若干長さに違いをつけて切った0.3㎜の真鍮線を瞬間接着剤でくっつけます。これで2つラッパを作りました。
これらをキットの22号電探パーツから切り離した基部にそれぞれ接着します。若干左右でずらしてくっつけます。
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穴が開いた柱部分もこだわりたいところ。これも余っていた駆逐艦のエッチングからいい感じの部分を持ってきて加工しました。作り終わった後のエッチングは何かしら役に立つことがあるのでとっておくと重宝しますね(笑)。

完成後の比較。手間はかかりましたが、とてもいい感じだと思いませんか?こういった自分なりの加工は模型製作の醍醐味ですよね(笑)。
武装まわり

驚きのデティール。松型用の単装127㎜砲がこんなにいい造形でキット化されている・・!タミヤやフジミの古いキットに手を加えるか、海外の高いエッチングで何とかするしかなかった時代と比べると隔世の感・・。

しかし加工したい欲がうずく・・。というわけでエポパテで防水キャンバス布を、砲身を0.4㎜真鍮パイプに置き換え。

魚雷発射管のジャッキステーもつけてみました。上だけで疲れたのでもういいや・・となっていたのですが後々側面にもつけました。

ここまででだいぶ形になってきたので甲板をマスキング。秋月と比べると親子ほどの差が!!
その後グレーを吹きます。あ、そういえば船体を作り終わった段階でリノリウム色を塗っていました。(色々はしょってるなあ・・)
細かい艤装品を作る

純正エッチングで爆雷架台は製作。爆雷は程よい太さの伸ばしランナーを用意して作っています。架台にポチポチと接着していきます。

艦尾の爆雷投下軌条はファインモールドの駆逐艦用デティールアップパーツで。シャープな造形で気に入りました。爆雷はこれまた伸ばしランナー。

ダビッドは付属の純正エッチングで。特にいうことは無し!

加工ばっかり話していますがキット自体本当に精密ですね。90㎝探照灯は右のフジミの物と比べるとより、実際の物に近いデティール。

松型を作っていて一つ思ったのが艦尾の旗竿。wikipediaには簡易化により艦尾旗竿は取り付けられていないと述べられていましたが、松型の写真を見ているとどうみても存在しています。個人的に旗竿がないと艦尾が引き締まらないと思っているたちなので、この写真に倣って旗竿を0.2mm真鍮線で製作しました。

なんやかんやで後部はこんな感じに。艦尾信号灯はこれまたファインモールドのエッチングを使っています。
完成!

ひとまず完成!!正面から。やっぱりマスト、艦橋あたりは引き締まっていますね~。

艦橋側面。キットの造形がいいのでちょっとデティールアップするだけでいい感じですね。

斜め上から。

斜め後ろから。
最終的にジオラマにしました

別に作った練習巡洋艦 鹿島とセットでジオラマを作ってみました。2艦の大きさの対比がいいですね(笑)。
「ある日の呉」という名前で博多のヨドバシに展示させていただいています。

後ろから。鹿島やジオラマのページもあるのでぜひ見てください!

ここまでで駆逐艦竹の製作記を終わります。ここまで見ていただいてありがとうございました!
とかちゃん
クオリティの高さに絶句しました。私も艦船のプラモデルを作るのは好きですが、空中線や船体のラインまではちょっと…。
特に部品を自作するとはさすがです…。
2025-09-26